「〇〇とは何か」は一つの問いではない——定義を求めることが有効な場面と、行き止まりになる場面
「〇〇とは何か」という問いは、いつ有効で、いつ行き止まりになるのか。定義の種類の区別、ソクラテス的な定義探求、共通の本質を求めない家族的類似、自然種の本質主義、概念を改良の対象とする概念工学を並べます。どの種類の定義を求めるべきかは判定しません。
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「〇〇とは何か」という問いは、いつ有効で、いつ行き止まりになるのか。定義の種類の区別、ソクラテス的な定義探求、共通の本質を求めない家族的類似、自然種の本質主義、概念を改良の対象とする概念工学を並べます。どの種類の定義を求めるべきかは判定しません。
頭の中で想像するだけの思考実験が、なぜ世界についての知識を与えられるのか。経験の貯蔵とする見方、経験を超えるとする見方、装いを変えた論証にすぎないとする見方など四つの答えを、互いに逆の結論を出す〈思考実験の対〉を軸に整理します。答えは出さず、判断の材料を渡します。
相手の矛盾を突く手続き=エレンコス(ソクラテスの反駁)は、何を証明しているのか。論理が確定させるのは「同意された主張を全部同時には保てない」ところまでで、どれが偽かは決まらないとされます。「エレンコスの問題」と構成主義・非構成主義の対立を、SEP・IEP に基づき整理します。